現場で担当する業務の違い

工場は業務形態によって与えられる役割が大きく異なります。倉庫内作業でメインとなるのがピッキングです。ピッキングとは文字通り指定された品物を一つの場所に集める作業のことを言います。作業は大きく分けて、シングルとトータルの2種類に分かれていて、それぞれ役割が違うので注意が必要です。シングルピッキングは、伝票ごとに荷物を集める作業で品物の管理やしやすく、スムーズに次の担当者へ受け渡しができるというメリットがあります。一方トータルピッキングは複数の伝票を合算して、品物の種類ごとに必要な個数を集めていく作業です。最初に全部集めてから注文通りに振り分ける流れになるので、大量の依頼でも効率良く捌けるというメリットがあります。

ピッキング仕事の魅力

数ある工場の仕事の中でも、ピッキングが人気と言われる理由の一つに働きやすさがあります。倉庫内にある荷物の中から伝票に記載された物を集める単純作業なので、専門の知識や技術は必要ありません。初めての人でも数日働けば要領を掴めるので、未経験でも採用されやすいという利点もあります。物流関係は昼夜を問わず稼働しているため、日勤と夜勤の好きな時間帯を選択可能です。のんびり働きたい人は勤務時間が短くなりすい日勤、お金を稼ぎたければ時給が高い夜勤と自分に合った働き方を選ぶことができます。ピッキングの仕事は工場系では珍しく、日払いや週払いに対応しているケースも多いのが特徴です。金欠ですぐにでもお金が必要な人にも向いています。

派遣の仕事探しの際、求人情報の経験の有無を確認します。工場勤務の場合は、未経験者でも応募可能な求人があります。また、寮を完備している派遣業務もあります。